週刊ヤングジャンプに連載されていた「VS.―北関東連続幼女誘拐・殺人事件の真実―」が今週号にて完結。
この作品は足利事件の冤罪を取材した
日本テレビ報道局「ACTION」取材班の監修で、取材開始から受刑者の釈放までを題材にしたドキュメンタリー。もちろん脚色されてる部分はあるのでしょうが、これまでの経緯が判りやすく描かれています。
タイトルからも判るとおり、取材班は1979年以降に栃木県と群馬県の県境付近で発生した誘拐殺人事件を同一犯による連続事件と捉え、唯一、犯人が逮捕され無期懲役刑が確定していた足利事件の解決が不自然とのスタンスから取材をスタートさせました。取材が進むに従って冤罪との疑念を深め、DNA再鑑定の必要性を繰り返し放送し、ついに再審へのきっかけを作ったわけですね。
警察や検察の杜撰な捜査や裁判所の愚劣極まりない判断についての批判よりも、報道の裏側を舞台にしてるっていうのが興味深くて読んでいました。ただ、やはり冤罪を作り出した当時の責任者たちの実名くらいはきちんと掲載して欲しかったなぁ。
とりあえず、実名を掲載してくれているサイト「
魚の目」へリンクしておきます。漫画では取り上げられていない、責任者たちの現在とこの事件への対応が書かれているので必見です。
それにしても、我が国の司法制度ってどうしてここまでダメダメなんでしょうね。