ちょうど週刊コミックに連載中の「美味しんぼ」による表現に非難が集中する事態が重なったこともあり、ちょっと不安を感じながらの実施となりました。
車中泊した道の駅を出発し郡山市まで北上した後、そのまま東へ行こうとしたんですが、思い直していわき市方面へ。一旦太平洋側で戻ってから北上することにしました。

ゆうゆうあぶくまライン(JR磐越東線)と並走するように走るので、何度も何度も踏切を渡ります。いわき到着まで一度も電車に遭遇しなかったんだけど、後で調べたら1時間に1本とか、そんな感じらしいです。

途中、夏井川渓谷を見下ろしながら小休止。
もっとノンビリしたいところだけど、時間がないので先を急ぎます。

いわき市内に到着。ここから再び北上を始めます。

東日本大震災での津波浸水区間を示す標識。

道の駅で休憩しようと思ったら、現在は休館中。警戒区域が解除された町の犯罪防止のため、県警双葉署の臨時庁舎になっているそうな。
休憩したかったので、ちょっと残念。

休憩場所を探しながら、国道を外れて海の方へ。
ところどころに廃墟と化した民家が放置されています。

キャンプ場が併設されたスポーツ公園があったので立ち寄ってみました。

まだ朝の時間帯だからかも知れませんが、ゴールデンウィークでとっても良い天気だというのに、広大な公園には人っ子一人いません。キャンプ場にも誰もいなくて、昼間だというのに薄気味悪い雰囲気。
だだっ広い広場に点在する遊具が、寂しそうに子供たちを待っています。

やっぱり海沿いは廃墟が多いみたい。でも、ここが高台だから家の形が残っているわけで。

海沿いの低いところだと、集落が消えてしまったみたいに空地が広がります。
ポツンと残っているあの家は津波を耐え抜いたんだろうか。震災直後に訪れた仙台近郊を思い出します。
そんな空地には怪しげな黒い袋が並んでいました。何だろうと思っていたら、どうやら除染作業で収集した汚染ゴミらしい。

移動を再開したら交差点で一旦停止。
直進は通行止め、右に曲がると第二原発、そして左に曲がると第一原発方面。

とりあえず右折してみたら、すぐに「検問実施中」の電光掲示板がお出迎え。

陸前浜街道の国道6号線に戻り、信号待ちをしながらふと右に視線をやると幹線道路沿いの歩道橋横にも廃墟がありました。家は人が住まないと荒れるって言いますからね。

北上を続けていると、ついに帰還困難区域の検問にぶち当たりました。ここから先は自治体発行の許可証を持っていないと通行ができません。
オイラ以外にも、ここでUターンする車が数台チラホラ。県外だけでなく県内ナンバーも見かけました。

この辺りになると、赤色灯を積んだ車を見かけることが多くなりました。逆に、屋外を歩いている人はまったく見かけなくなり、やっぱり雰囲気が違いますね。

あちこちに設置された迂回路を示す看板。

学校のグラウンドも雑草が茂り放題。
学校名の看板が外されていますが、かつては小学校だったようです。

結局、常磐道の高岡IC付近までで北上の限界。第一原発の北側に位置する南相馬市方面へは、早朝に走っていた国道349号線まで内陸側に迂回しないといけないようです。
ところどころ道路に段差ができている箇所がありますが、補修工事まで手が回らないみたい。

行先が消された看板をいくつも見かけました。もともと何て書いてあったのかは分かりませんが、あの方向には福島第一原発があります。

次の目的へ向かうため、西へ進路をとることにしましたが、山間のダムがあるようなところにも除染ゴミが積んでありました。これらは県内に作られる予定の中間貯蔵施設に一時保管され、まだ候補地すら決まっていない最終貯蔵施設で処分されることになるわけですが・・・こんなのが街中に野積みされている状況では復興なんて将来が見えてきませんね。

振り返った遠い彼方に、こんな事態を引き起こした元凶が・・・。

広島出発が1日遅れた影響で結果的に福島滞在時間が短くなってしまいましたが、福島の現状を一部分だけではあるものの自分の目で確かめることができたと思います。


