2年前にハニトー食べに行って死にかけた、伊豆高原を再訪してみた。
炎天下の坂道を徒歩で1時間半歩いた挙句、ハニトーにありつけなかった、あの魔のロード。それをクルマで走ってみようって、ただそれだけの思いつき企画です。
ストリートビューで疑似体験するだけで事足りるっていうのに、わざわざ行ってみる必要あるんでしょうか。
そんな疑問は敢えて無視しつつ、相変わらずオール一般道&オール車中泊の一人旅でございます。
出発前から体調に違和感があったので、一晩ゆっくり眠ってから翌朝出発って考えもよぎったのですが、一般道で遠方に行くプランだと距離を稼げる夜はとても貴重。結局夜のうちに出発し、大阪から天理を抜けていく辺りで渋滞にイライラしつつ、伊賀のドライブインで昼ご飯。
まんぷく定食・・・貧乏性っていうか貧乏人はお得感のある名前に弱いのよね。

三重に入ってから今度は四日市で慢性的な大渋滞にハマる。何も考えずにナビの言うままのルートを走ってしまったんだけど、目的地が桑名なんだから北寄りのルートを検討すれば良かったな。
断続的に睡魔に襲われるので休憩しながら、なんとか閉店間際に最初のハニトー。

すかさず2個目のハニトーを目指してみたら、遊園地やホテルにスパなどが併設されたリゾート施設に到着してしまった。お目当てのハニトーはここのアウトレットモールにあるそうなんですが・・・いきなり駐車場代1,000円でテンションダウン。
1日中遊び倒すのならともかく、ハニトー1個食べるだけですからね。

ハニトーはフードコート内にあるカフェのメニューにありました。さっきの駐車場代は、1店舗で3,000円以上の買い物をすると返金されるシステムらしいですよ。
家族連れなら楽勝でしょうが、お一人様でハニトーだけではちょっとキビシイ。

この後、もう1軒行ってみたんですが・・・ナビの指すポイントにお店が見つからず、何度も周りをグルグル。移動中に営業時間と店休日はチェックしたはずなんだけど曜日を勘違いしてたみたいで、灯りが消えてるだけだった。
気を取り直して名古屋を通過。
静岡に入ったところで道の駅で仮眠を取り、早朝から移動を再開。早起きっていうより、蒸し暑くて眠れないだけだったり。

浜松バイパスから磐田バイパスへと順調に走っていたんですが、地図で岬を見ると行きたくなる性分なので御前崎へ。岬といえばもちろん灯台ですよね。

夕日が見えればロマンチックであろう遊歩道を、早朝に汗だくで歩くオッサン一人。天気がイマイチで青い海は見ることができませんでしたが、なかなかの景色でした。

静岡県最南端の岬・・・意外なことに伊豆半島の先っぽより、こちら御前崎の方がちょっとだけ南なんですね。

駿河湾沿いを北上し静岡市内へ入り、朝の10時からこのボリュームのハニトーですぞ。耳の部分が固めだと咀嚼回数が増えるせいか食べた感が増しますな。
ちなみにモーニングサービスでスコーンとゆで卵もいただけました。
・・・朝から食べ過ぎ。

その名も富士という道の駅は、平屋建てながら屋上は展望台になってました。ちょっとでも富士山が見えれば良かったんですが、影も形もまったく視認できず。

伊豆半島に入り、海沿いのワインディングロードを走っていたら、山の中に小さな喫茶店を発見。ちょうどハニトーサーチでヒットしていたお店だったので立ち寄ってみたんだけど、まだ午後2時前だというのにハニトーは売り切れだってさ。
落胆しつつ、オレンジジュースをゴクリ。

お盆休みなので、駿河湾沿いに点在するこじんまりした海水浴場はどこも盛況のようでした。景勝地も人と車で溢れていましたね。
最初のうちはいくつか展望所に立ち寄ってたんだけど、どこも似たような景色ばかりだったので、そのうちスルーするようになりました。恋人岬なんて名前じゃもう釣られないぜ。
中盤以降で立ち寄ったのは、堂ヶ島くらいかな。

そのままどんどん南下を続けていると、ついに伊豆半島の最南端、石廊崎に到着。石廊埼灯台は石室神社の鳥居をくぐった参道沿いにあります。
このポイントからしか見えないのが残念ですな。

灯台の脇を進むと岬の突端が現れます。不安定な空模様のおかげで、サスペンスやミステリーな感じが一層醸し出されているような、いないような。

石室神社の社殿は右側の断崖絶壁に隠れるように建てられています。そして突端の海側にあるのは熊野神社という別の神社だそうな。
ちなみに熊野神社は縁結びの神様だそうです。それがどうした、って感じですが(他人事)。

石廊崎を出発して北上しようとしたら、下田の街までが大渋滞。5キロぽっちに2時間近くかかってしまった。

せっかく旅行中の晩ご飯だっていうのにコンビニのカレーと缶詰。イートインがあると助かりますな。

翌朝、ノープランで伊豆までやって来たけど、せっかくなので観光地を検索。石川さゆりのヒット曲「天城越え」の歌詞に登場する『浄蓮の滝』に行ってみることに決めたのが朝の5時。
途中、河津七滝(かわづななだる)の看板を見つけたのでちょっと寄り道。天候や時間、それに気力と体力の関係で7つの滝すべてを見ることはできなかったけど、初景滝などを散策しました。
この時点で朝6時なので、オイラ以外の人影は「踊り子と私」のブロンズ像くらい。

天城トンネルを抜けて少し行ったところに浄蓮の滝はありました。しかし、滝を見るには長い階段を下りる必要があります。
・・・ってことは、帰りはこれを登らなきゃならんのよね。

ぶつくさ言いつつも浄蓮の滝に到着。なんだかんだ言っても、落差25メートルの直瀑は圧巻ですな。
脇には天城越えの歌碑がありました。

伊豆の踊子や天城越えで有名な天城山隧道(旧天城トンネル)を通ってみた。ガス灯を模した照明と石造りのアーチがなんとも雰囲気の良いトンネルは重要文化財だそうな。
早朝かつ雨天ということもあって、すれ違ったクルマは道路のパトロール一台のみ。連続降水量によっては通行止めになっちゃうルートですからね。

さて、ひとしきり観光が終わったので、ついにこの旅で唯一出発前に決まっていた目的を敢行。と言っても、ホントに実行するかは半信半疑でしたけど。
富戸駅から、
ぐらんぱるぽーとへクルマで行ってみますよ。

まずは踏切を渡りまして・・・。

この分岐を左へ・・・。

それからまっすぐ・・・グーグルマップで見てみると、この時点ですでに道を間違えているらしい。徒歩なら左に行くべきだったようで、こっちに進んでしまったら道のりが一気に倍増するようです。
それでも、せいぜい3キロ程度なんですがね。

あの日は炎天下だったけど、この日は雨がパラついたりしてかなり涼しげ。そんなに見た目がキツそうでないのが悔しい。
っていうか、徒歩じゃないので対向車が来ないかヒヤヒヤしまくりでした。

あっ、命を救ってくれた自販機を見っけ。
灼熱の路上で蟻が群がる昆虫の死骸を見つけ、「あぁ自分もこうなるんだ」とネガティブになった直後だったなぁ。

おっ、この車も見覚えあるぞ。といっても形まで覚えてる余裕はなかったような気がするけどね。

そうそう、コイツがドーンと現れると目的地まであと少し。左に曲がり、あとは広い道路をまっすぐ。

この道の先に、命からがら駈け込んだセブンイレブンがあります。歩道の反対側だったので最後の力を振り絞って横断し、フラフラになりながら水と氷を買って頭からぶっかけたときの「まだ生きてる」って感じが懐かしい。

前回は徒歩で来たけど、今回はクルマで参上してやったぜ。
かなりゆっくり走ったので所要時間は参考にならんけど、普通に走れば10分ちょっとで到着できるな。あぁもうホント、なんであの時、駅でタクシーを呼ばなかったんだろ。

さてさて、2年前に打ちのめされたお店のメニューを念のため確認すると・・・トーストメニューが復活してた。
ただし名前がメープルトーストで、店員さん曰くハチミツ使ってないらしい。残念ながらハニトーデータベースへの追加はできないけど、とりあえず注文しました。

もう1軒行ってみたけど、すでにお店は存在せず。
ネットの情報が古かったので、おそらくこんな事態だろうと想定してましたがね。

とりあえずハニトー探索はここまでにして、伊豆らしく博物館めぐり。
まずは、さっきの貸店舗からほど近い
怪しい少年少女博物館へ。館内の写真撮影はご自由に、だそうな。

映画やアニメのフィギュアやグッズが所狭しと展示されていましたが、中には奇妙なモノが・・・。

続いて、姉妹館の
怪しい秘密基地 まぼろし博覧会へ。
こちらはさっきよりもスケールがデカくなり、さらにエロとグロが増しておりました。路線が迷走しているライトな秘宝館って感じですな。

この超巨大な聖徳太子像は、いったいどんな目的で?
ちなみに展示物は今でも増殖中だそうです。

気分を変えようと、城ヶ崎海岸へ。
門脇埼灯台の展望台から相模灘を眺めてみる。

岬の突端から見た灯台。窓があるのがさっきの展望台です。

門脇吊橋へ。長さも高さもたいしたことありませんが、海の断崖は迫力があります。
なんか、観光地へやって来た、って感じがしますなぁ。

金目鯛の定食で遅めの昼ご飯。美味しかったけど観光地価格なのが残念。

最後は
蝋人形美術館へ行ってきた。こちらはさすがに館内撮影NGです。
政治家や芸能人、歴史上の人物などの蝋人形が展示されていました。
そういえば東京タワーの蝋人形館、たった一度の訪問がタイミング悪くリニューアル中で、結局見損ねたまま閉館しちゃったのを思い出した。

夕方になってしまったので観光はここまで。伊豆を離れる前に朝訪れたカフェの本店へ行ってみたけど、メニューにハニトーの姿なし。
結局、沼津店にしかないのかな。もしかしたら、今はもう・・・。
サルサのホットドッグは美味しかった。

海沿いを北上して熱海方面へ。遠くに見えるのは初島かな。

さてさて、モードを切り替えてハニトー探索。
小田原で1件ヒットしたので行ってみたんだけど、営業時間内(ラストオーダー前)に滑り込んだつもりが営業時間が1時間短縮されてて間に合わず。ネットの情報はちゃんと更新しておいてください。
次にヒットしたのは藤沢の居酒屋。もうすぐ日付が変わろうって時間なので、野菜中心で気持ちだけでもヘルシーに。

シメはもちろんハニトーですぞ。全然ヘルシーじゃないね。

日付が変わり、早朝からやって来たのは
鶴岡八幡宮。
由比ヶ浜から参道を歩く元気はないので、三の鳥居から境内へ。

手前に見えるのは舞殿、その向こうに見えるのが本宮。

階段を上り、本宮へ。

源平池の蓮の花を見た途端、蓮コラを思い出してしまい朝からゾッとします。
・・・いかん、やってもうた。思わず画像検索しちまった。
調子に乗ってピパピパの動画まで・・・苦手な人はご注意を。

7時を過ぎたので、
高徳院へ移動。8時の開門を待ちます。

鎌倉の大仏さんとは初対面。しばしゆっくり眺めていました。

背後に回ってみると、背中にあるのはスラスター?

左手後方の入口から胎内拝観へ。お戒壇巡りのようなものかと思っていたら、大仏様の中のハリボテな感じを見ることができました。
背中のスラスターは窓だったのね。

ハニトー目当てで行ったカフェでランチ。
最近は、ご飯の上に乗っかっているのがハンバーグじゃなくてもロコモコっていうらしい。

そしてハニトー。メニュー15時からの提供と書いてあって愕然としたんだけど、お願いしてみたら大丈夫とのこと。
快く応じてくれたスタッフさんに思わず惚れそうになった。
いろんなバリエーションから大好物の小倉あんをチョイスしたら、期待どおり美味でした。

海まで歩いていける場所だったので、食後に散歩。ファミリーやカップルはほとんど見かけず、サーフィン中心のエリアみたい。

向こうに見えるのは江の島ですな。

せっかくなので湘南の海で、いつもの足だけ海水浴。5月の新潟は冷たかったけど、8月だと気持ち良い。

ハニトー食べにお寺(のカフェ)に行ってみた。
マスターが独立したおかげでメニューから消えちゃったそうで、かき氷だけ食す。

小田原まで戻り、前日空振りしたパスタ屋さんを再訪。ハニトーの露払いはペペロンチーノです。

ハニトーはここでも小倉あんバージョン。

西日本の天気が不安定で、しかもUターンラッシュが重なるタイミングなので、早めに西へ移動を開始。
箱根の峠には濃霧が立ち込め、走っている車が次々とリタイアしていく中、停車するタイミングが掴めずにドキドキしながら前進を続けます。

峠を越えたところで、目の前の山に炎が見えました。一瞬山火事かと思いましたが、三島の大文字焼きのようです。
少し手前で見かけた消防車は、このために待機してたのね。

夜が明け、場所は渥美半島の先端である伊良湖岬。遊歩道を歩いてみた。

日出の石門って看板があったけど、どこをどう見たら良いのか分からず。とりあえず手前の岩の穴を眺めたけど、後で調べてみたらやっぱりこれじゃなかったらしい。

岬の突端に建つ伊良湖岬灯台は美しかったな。

名古屋を通過して岐阜の海津市へ。旅の序盤で店休日のため空振りしたカフェの本店へ突撃です。

ちょっと後戻り(広島から遠ざかる)になるけど、岐阜市でもう一つ食べてきました。

夜のうちに大阪と神戸を越えてしまうつもりでしたが、せっかくなので大阪で観劇。

難波の地下街で焼きそば風のパスタ大盛り、それにたこ焼きを食べてから帰路につきました。

毎度のことながら連休最終日の午前零時に帰宅するのでもうヘロヘロ。翌日の仕事はアイドル運転のまま終わってしまいます。
ま、しばらくツアーに出ることはないので、摂生とか節約とか気を付けますかね。