2011年09月25日

家族のへその緒

アステールプラザの視聴覚スタジオにて、演劇ユニットSAND PEOPLEによる「家族のへその緒」の大楽を観劇。

結婚数年の中年夫婦は、仲睦まじく幸せな生活を送っていた。ただ一つ、子供ができないことを除いては・・・。
ある日、夫の母が訪ねてきて、児童相談所に行って養子を貰うよう言い出す。すでに養子のことで苦しんだ経験のある夫婦は事情を説明するが、義母は預金通帳を差し出して不妊治療をするよう迫った。
妻は義母のしつこさから逃れるため、思わず嘘をついてしまう。その嘘を隠すため、夫婦はある犯罪を実行に移すのだが・・・。

旗揚げ公演を観に行けなかったので、今回は行きたいと思ったので実現してホッとしました。実際に起こった乳児誘拐事件をモチーフに書かれた戯曲だそうで、馴染みのある広島弁での上演は不自然さを感じることなく、とても素直に鑑賞できました。
俳優陣の演技も良かったんですが、とくに母親役の俳優さんが印象に残りましたね。

きちんと筋の通ったストーリーをしっかり俳優が演じてみせる正統派のお芝居は見応えがありましたし、子供を手に入れてから刻一刻と迫り来る破綻をどう表現するかという興味も充分満足させてくれたような気がします。久しぶりに純粋に物語を楽しめたのは大収穫でした。

家族のへその緒
posted by ばりさく at 23:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 演劇鑑賞

サースト

山小屋シアターにて、劇団ギザ十による「サースト」の大楽を観劇。

遺跡発掘現場に現れた、得体の知れない一人の男。彼は、出会ったばかりの考古学教授の背後に回ると、いきなり首を絞めたかと思えば、発掘作業員となりグループに加わる。
発掘が思うように進まない中、男が見つけた人骨が最大にして待望の発見となる。祝賀ムードに包まれた彼らは、つかの間の宴を楽しむのだが・・・。

劇場に足を踏み入れると舞台には砂が敷き詰められており、パンフレットやチラシと一緒にマスクが配られていました。上演中にバッグなどに砂が入らないよう、最前列の席にはビニール袋も準備されるなど、少しでも快適に観られるよういろいろ配慮されていたのは好感が持てますね。
以前、演出に瓦礫が使われた別のお芝居では、舞い上がる粉塵が気になって集中できないことがありましたから。

さて、重苦しい雰囲気で始まったお芝居は最後まで重苦しく、少々唐突な展開に戸惑いました。主人公の男が自分を捨てた実の父である教授へ倒錯した想いを抱えているのは何となく判るんですが、実の母親を犯したり、無抵抗の父を殺したり、そして助教授(?)をビンタしたりする理由が判らないんですよね。
教授も達観しているのか無関心なのか、どうしてあんなに落ち着いていられるのかも不思議だし。そもそも、親戚に引き取られたとはいえ大事に育てられたって言ってたし。

殺害シーンや自分の目を潰すラストシーンは迫力がありました。ただ目を潰すのは「泣いたことがない自分が泣くため」なのですが、彼が泣かなきゃならない理由が判らないのでハテナマークを消化しきれないまま終わってしまったかな。

まぁいろいろと見落としている部分が多いんだろうとは思うんですけどね。たとえば目潰しに使ったあの棒きれの正体とか・・・冒頭で出てたんだけど・・・。

サースト
posted by ばりさく at 21:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 演劇鑑賞

鳥取紀行『鳥の演劇祭4』

鳥取から帰ってきました。早速ですが、今回の旅程を簡単にご紹介。

9月23日の9時に広島を出発。もちろん高速道路なんて無粋なルートは一切使わず、一般道を北上して鳥取方面へ向かいます。



途中、ハニトーを食べるために米子に寄り道。鳥取で検索してヒットするのが1件だけなので、オイラの求めるタイプでないことを承知で行ってみたんですが、なかなか美味しかったですよ。
パンバイキング食べてみたい。



鹿野に到着し、受付開始時間まで休憩っていうか仮眠。その後、20時より「剣を鍛える話」を観劇してから鳥取市内へ移動し、ネットカフェで一泊。
翌24日の8時過ぎに出発し、コンビニで朝食を摂ってから前日と同じ駐車場で仮眠。

13時よりアンドロイド演劇「さようなら」を観劇した後、鳥のカフェで少し遅めのランチ。野菜カレーと鳥のバーガー・・・カレーは美味しかった。



その後、近所を少し散策してからクルマに戻って仮眠していると、劇場と反対方向から何やら笛の音が聞こえます。行ってみると、何やら怪しげな虚無僧の集団が!



16時30分より「土地/自傳」を観劇。終演後、鳥の劇場[スタジオ]で催された鳥取緑風高校生徒たちによる自作脚本のリーディングを拝見し、19時30分より「ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶」を観劇。

鳥のカフェで何か食べられるかと思ったんだけど開店休業みたいな感じだったので、出発して近くにある喫茶店で夕食。こちらも閉店間際だったらしく、ご飯がないとのことでしたが焼きそばを作ってくれました。
ま、それだけじゃ物足りず、米子まで走って牛丼チェーンでお腹を満たすことになりましたが・・・。



お腹が満たされたので、そろそろ南下。鳥取と広島との県境付近の中国山地で車中泊を決め込みます。後部座席を倒して毛布を被り、ムーンルーフを開けて星空を見上げると、木星が一際明るく輝いていました。
起きたときが出発時間・・・というわけでガッツリ眠り、クルマが再び走り始めたのは5時くらいだったかな。朝日が顔を見せたとき、ちょうどお気に入りのDVDで「朝陽の中で」の演奏を聴いてたのでテンション上がりまくり。



・・・んで、7時30分頃に帰着したんですが、このエントリーを書いた後は休む間もなくシャワーを浴びて出かける準備です。今日も広島で2本お芝居を観ることになってます。
地元の劇団にも頑張ってもらわなきゃね。

さて、まとめて書いてみると、食べて寝て運転してお芝居観ただけですな。それに「我ながら元気だなぁ」って思った反面、『仮眠』がやたら多いのに気がついて「やっぱ歳だよなぁ」って思い知らされたような気が・・・。
posted by ばりさく at 08:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行・お出かけ