2009年03月28日

イラン紀行11 アリババ

ついにこの話題について書く時がやってきました。今回のイラン出張で最大にして最悪の事件。

英語が苦手な人間にとって、海外出張に辞書は不可欠。そして最近のトレンドは紙ではなく電子辞書でしょ・・・ってことで、出張が決まるとすぐに電器店に買いに行きました。
普段はパソコンにインストールしてある辞書や翻訳サイトなどを利用するので、とくに必要ないですもんね。

じっくり選ぶ時間がなく、また今回はパソコンを持って行けない特殊事情もあるので、奮発して少々高級な電子辞書を購入しました。時間が空いた時には勉強にも使えるだろうし、コンテンツが多ければ出張が終わった後もいろいろ使い倒せるだろう、って思ったんです。
そんなわけで、カシオ製で当時のフラッグシップモデルを購入。

テヘランでは早速、ホテルのチェックアウト時などに本領発揮。ミニバー使用の自己申告など実践ですぐに役に立ったし、豊富なコンテンツを眺めてるだけでも時間つぶしに最適なので、充分満足してたんです。

しかし、現地で業務を開始して4日目、ついに事件が起きてしまいます。

この電子辞書、ポケットサイズではないのでいつもはカバンの中に入れて、時々取り出して使ってたんですが・・・仕事が終わってみると、いつの間にか姿が見えません。カバンの中をひっくり返しても、やっぱり出てこないってことは・・・。

つまり、盗まれてしまったわけですな。

さて、なくなってから気づいても後の祭り。ちょうど作業ミスの手直しなどで現地人の作業員が大勢出入りしてたし、現行犯で取り押さえない限り犯人の特定なんてできるわけありません。
そんなわけで、哀れなオイラはあろうことか敵地内で、唯一の武器を失ってしまったのでした。

購入後わずか1週間・・・さすがに心が折れましたよ。仕事なんか放擲して日本へ帰ってしまいたいくらいね。
気分的に立ち直った後も、帰国した頃にやってくる請求書のことを考えてさらに憂鬱になったりしたものです。
あぁ、手元に残った取扱説明書がむなしい。

電子辞書の取扱説明書

一応、海外旅行保険にも入っていたんですが、約款を読んでみるとどうも現地の警察に被害届を出すくらいはしておかないとダメみたい。でも、客先内だし、イランでどうすりゃ良いのか判らないし・・・まず無理だな。
洒落にならない損害だけど、人生勉強のための授業料と思うしかなさそうです。
posted by ばりさく at 16:20| Comment(0) | TrackBack(0) | イラン紀行

さぶっ

職場の飲み会に参加した後、またまたカラオケでパフェを食らう週末。ネットカフェで一休みした後、最後は松屋の牛めしでエネルギー補給して朝帰り。

そんなこんなで、腹ごなしも兼ねて歩いて帰ってきたんですが・・・寒いねぇ。ここんとこ急に冷え込んで、とくに朝方はぶち寒い。
これが過ぎれば、いよいよ春到来ってとこですかな。

写真は早朝5時の原爆ドーム。暗闇に浮かび上がる姿が印象的です。

暗闇の原爆ドーム
posted by ばりさく at 05:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・つぶやき・無駄話

2009年03月27日

イラン紀行10 夜の過ごし方

普段の生活では、一日の仕事を終えて宿舎に帰ると、まずパソコンの電源を入れて・・・ってことになるんですが、今回はパソコンを持って行ってなかったので不可能。
もちろんネットもできないので、メールもブログ更新もできません。

とりあえずテレビをつけてるんですが、当然のことながらチャンネルはすべてペルシャ語。一つだけ英語のニュースチャンネルがあって、テヘランの時はCNN、バンダルイマームではBBCが放送されていたので、いつもはBBC World Newsを見てました。

もちろん、ネイティブの英語なんて何を言ってるのかさっぱり判りません。でも、映像とテロップのおかげで、世界情勢はなんとか把握。日本関連のニュースでは、日本のGDPが3.3%下がったとか、麻生総理がホワイトハウスを訪問したとかあったな。

ニュースチャンネルは同じ内容を繰り返すので、飽きると国内の放送を見るようになります。ペルシャ語は全然理解できませんが、CMならなんとなく判っちゃうし、結構面白かったりするんですよね。

そして、妙に気に入っちゃったのが、とあるクイズ番組。「みのもんた」っぽい司会者が立つステージの後ろに一般の回答者っぽい人がたくさんいて、3択クイズっぽいことやってはとにかく喜んで拍手してます。

あやしいクイズ番組

そのうち代表者が3名出てきて、また3択クイズっぽいことやって・・・システムは全然判らないけど、キャッチーな音楽が印象的でずっと見てることもありました。

また、海外(イランにとって)の映画が放映されていることもあります。ハリウッドの作品もあり、何が何でもアメリカが嫌いってわけではないみたい。
一度だけ偶然にも日本の映画にも遭遇。大沢たかお主演で日米同時公開された「ミッドナイトイーグル」です。

でも、当然のことながらペルシャ語吹き替え版なので、竹内結子もペルシャ語でしゃべってます。字幕版なら良かったのにっ。

ペルシャ語しゃべる竹内結子

オイラはこの作品を観たことなかったので、頭の中で勝手に作ってた物語は微妙に食い違っていました。

さて、テレビを見る以外では音楽を聴くってこともありますね。ただし、オイラが持ってる携帯音楽プレイヤーはiPodなもんで、トラブルを避けるために今回は持って行きませんでした。
そんなわけで、イランに来てからは目覚まし時計になっている携帯電話が大活躍。一応、着うたって機能があるもんね。

しっかーし!オイラはもともとケータイで音楽なんて聴かないもんで、着うたフルのデータは3年前に買い換えたときにダウンロードした3曲があるだけ。でも、当時初めてダウンロードしたZARDの「負けないで」が入ってた。
なんとまぁ、まさしく今のオイラにピッタリの曲じゃぁございませんか。

負けないで

とりあえず、これらを繰り返し聴いてて、時には通常の着うたを片っ端から再生してました。音楽祭のプレリュードや祝典行進曲、ドラクエのファンファーレや残酷な天使のテーゼなど、一部だけでも気分が高揚する曲があって良かったです。

そうそう、それだけじゃなくて日報などを書いたりもしてましたよ。それに4日おきに洗濯・・・下着や靴下などは1週間分を持って行ってたんですけど、もう少し減らせば良かったかも。

あとは・・・そうそう、今回の出張のために奮発して買った電子辞書で、英語の勉強とかしたかったんですけどねぇ・・・。
posted by ばりさく at 15:27| Comment(0) | TrackBack(0) | イラン紀行

2009年03月26日

イラン紀行9 お食事事情

出発前、みんなにこう言われてました。
「ばりさくどん、帰ってきたら激ヤセしとるんじゃろうね」

また、テヘランに駐在してる人はこう言ってました。
「現地に1ヶ月もいたら体重はキープできない(減る)でしょう」

・・・これはヤバイ。「もし太って帰ったら爆笑されちまう」とちょっと強迫観念。
体重計ないからチェックもできないし・・・でも、結果的には増えも減りもせず、自分と周囲の期待を大いに裏切ってしまったのでした。ゴメンナサイ(って誰に?)。

さて、そんなわけで現地での食事について紹介しましょう。

まずはゲストハウスのレストランで朝食。いわゆるコンチネンタル・ブレックファストというヤツで、パンにバターやジャム、ハチミツ、ナチュラルチーズ、シリアル、卵、コットンキャンディー(綿あめを固めたようなもの)、そしてチャーイ(紅茶)やミルク、オレンジジュースという組み合わせの毎日です。
一応、ビュッフェスタイルではありますが、たくさん食べられれば良いってもんでもないしねぇ。

イランの朝食

そんな中で、重要なキーワードがタマゴ。普段は固ゆでのゆで卵しかないんですが、10日に一度くらいの頻度でスクランブルエッグが出てくる日があり、オイラたち日本人は大喜び。
かねて用意の醤油をかけたりして、超ご機嫌で食べてました。

そういえば、オイラが滞在した1ヶ月間で一度だけ目玉焼きが出てきたことがあったなぁ。あの感動はすさまじかった記憶があるんですが、一度っきりだったので夢か幻だったのかも・・・。
ちなみに毎週土曜日の朝はパンがナーンに変わり、みんなのテンションが一気に下がることも・・・ナーンって微妙に不人気です。

そして昼食は勤務地内のレストラン。まずナーンとスープ、そしてサラダ、最後にメインというコースになっていて、メインの種類はキャバーブだったりピッツァだったり魚のフライだったり・・・。

基本的にバリエーションは多くないので、どうしても飽きてしまうのは仕方のないところ。同行者の中には、キャバーブに手をつけない人、魚のフライを食べない人、ピッツァなら食べる人、スープとピッツアはノーサンキューな人などいろんな人がいました。
そんな中で、誰かさんだけが何が出てきてもバクバク・・・。

残念ながら諸事情により写真が撮れなかったんですが、とくにスープは薄味だったけど美味しかったです。ただ、トルシー(キュウリのピクルス)には心の底から飽きてしまい、ついには手をつけなくなったけど・・・。

最後は夕食。オイラは体重コントロールのため、数回しか食べなかったんですけどね。
まずビュッフェスタイルでナーンとスープ、サラダなどを取ってテーブルにつき、食べ始めます。

夕食1

すると、メインの皿が運ばれてきます。基本的にはチェロウと呼ばれる長粒米のご飯とおかず。肉の煮込みだったり、チキンのフライだったり、キャバーブだったり・・・。
カレーやシチューっぽい煮込みはチェロウとよく合いますね。

夕食2

食べてみると見た目以上にボリュームがあって、味も薄味で単調な感じがするけど美味しいです。ただ、煮込み料理は骨も一緒に煮てあって、しかも骨が小さく砕かれてたりするので、気をつけないと口の中を怪我します。
ローストしたトマトは、皮をむいて食べるんだそうな。そんなこと知らないオイラは、もちろん皮ごと・・・。

夕食3

あと、とてつもなく印象に残っているのが、謎の乳酸飲料。写真の奥に写ってる白い液体のペットボトルね。
まぁ簡単に言えば炭酸水で割った「飲むヨーグルト」の臭いと刺激がキツイバージョン。とにかく、一口飲んだオイラの体が強烈な拒絶反応を起こしました。
冷やしてあればまた違った印象だったかも知れませんがね。でもこれ、イランの人たちは大好きみたいです。
再チャレンジしてみれば良かったかなぁ。

さて、オイラ以外の日本人たちは、それぞれいろんなものを準備してたようです。トラベルクッカーに棒ラーメンやカップ麺、お湯で作るご飯にインスタントみそ汁、レトルトカレーやふりかけなどなど・・・最近は防災用食品の充実もあって選択肢はかなり広がってるそうな。

オイラはあまりストレスを感じないタイプみたいですが、次回があれば楽しむ目的で何か持って行こうかな、なんて思いました。
posted by ばりさく at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | イラン紀行

2009年03月25日

イラン紀行8 車窓から

ベサトのゲストハウスからペルシャ湾岸沿いにある現場までは、ミニバスやタクシーで往復。門の前に立っていると迎えに来てくれるので、とくにトラブルはありません。
ただ、車内の匂いがキツイ(酸っぱ臭い)バスは不評だったな。

ベサトはオアシスっぽいところにあるみたいで、街を出てしまうと右を見ても左を見ても見渡す限りの荒野。ただ、造成されてるように見える箇所もあったので、いずれ開発されていくんでしょうね。

荒野1

ちなみに写真で煙っているように見えるのは霧だけじゃなく、大気汚染の影響もあるようです。ひどく煙ってる日だと、地元の人たちもみんなマスクしてましたし・・・。

荒野2

もちろん、毎日がこんなんじゃありません。青い空が見える日だって・・・あんまり変わらないか。

荒野3

猛スピードでかっ飛ばしても片道30分以上かかる道のりなんですが、終始こんな感じでした。

ちなみに、イランは左ハンドルの右側通行。道路で印象に残ったのは交差点ですね。直進するにしても右左折するにしても、一旦ロータリーに入るようになってて・・・って文章では判りにくいなぁ。
それと、道路の至るところに段差が設けられてあるんですが、やっぱりスピード出し過ぎ防止なのかな。
posted by ばりさく at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | イラン紀行

イラン紀行7 滞在地

日本出発から現地到着まではいろいろドタバタしたものの、イランでの滞在は落ち着いたものでした。だって休みなく働いてたので、毎日がゲストハウスと現場の往復ですもん。
そりゃ仕事面では、トラブルやアクシデントのオンパレードでしたがね。

とりあえず、滞在中のことは項目別に分けてまとめておきたいと思います。まずは概要から。

滞在したのはペルシャ湾岸地方のイラクやクウェート寄りの地方。かつて第2次対戦中にペルシア回廊と呼ばれた補給線の入り口とされる港町の辺りです。

宿泊したゲストハウスは、想像してたよりも綺麗。

ゲストハウス外観

夜になると、こんな感じ。各部屋の窓で灯ってる青色の光が印象的ですな。
最初は「殺虫器?」って思ったんですが・・・。

ゲストハウス外観(夜)

室内は基本的にホテルと変わりません。室内にはテレビや冷蔵庫も完備されてるし、共同で使える洗濯機も設置されているので、生活に困ることはありません。
食事は敷地内のレストランでしたし。

ちなみにトイレは洋式にあの手動ウォシュレットだったんですが、共同のイラン式もありました(写真撮るのを忘れた)。

ゲストハウスの部屋

お風呂はバスタブがなくシャワーのみ。オイラは普段シャワーだけなので問題ないんですが、さすがに仕事で疲れてくると「お湯に浸かりてぇ・・・」と思うのは、やっぱり日本人だからでしょうか。

生活用品や食料品が欲しくなったら、近くにあるバーザールへ歩きます。雑貨店などが集まった商店街みたいなところで、すべてのお店が閉店する時間は不明ですが、午後9時くらいまでは営業してたんじゃないかな。
ここでスナック菓子とか買うのが唯一の息抜きでした。

バーザール

近くにはモスクがあり、学校や公園も隣接しているので、周辺に住んでる人々が集まる場所のようです。

モスク

そうそう、ホテルやゲストハウス各部屋の天井には矢印のようなワッペンが貼ってあり、メッカのある方角を示しているんだとか。イラン滞在中も「そういう意味なんだろうなぁ」って思ってましたが、帰国後にネットで調べてようやく得心。

天井のワッペン

また、引き出しに入ってた小さいカーペットはジャーナマーズ、テーブルの上に置いてあった数珠はタスビーといって、お祈りの時に使うものだったみたい。ただ、モフルと呼ばれる小石のようなものは気付かなかったな。
コーランらしき本も置いてありましたが、タイトルまでペルシャ語で書かれていたのでよく判りませんでした。

壁の落書き
posted by ばりさく at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | イラン紀行

2009年03月24日

イラン紀行6 マーシャーへ

テヘラン滞在2日目、午前中は雨が降っていたんですが午後から回復。これなら、なんとか飛行機は飛べそうです。

テヘランの空

午後6時くらいのフライトということで、昼食後にちょっとだけ散策。ホテル近くにある動物園のような要素がちょっとだけある公園に足を踏み入れてみましたが、ほとんど人影がありません。

テヘランの公園1

テヘランの公園2

午後3時にホテルをチェックアウトし、メフラバード空港へ。途中、テヘランで最も有名なランドマークであるアーザーディー・タワーの白い姿が遙か遠くに見えましたが、残念ながら一瞬の出来事。
オイラたちを乗せたクルマは、ほとんど停止することなく空港へたどり着いてしまいました。

そうそう、車窓から北の方角を見てみると、アルボルズ山脈はうっすら雪化粧。

アルボルズ山脈

さて、チェックインまではピックアップの人がいてくれたので、ターミナル内に入るまでは問題なし。でも、その後は空港内のインフォメーションがよく判らず、同行者と2人で不安な時間を過ごしました。
チケットに書いてある番号もなんかアヤシイので、人の動きに変化があるたびに「偵察」と「離脱」の繰り返し・・・。

予定時間を1時間近く過ぎて、ようやく飛行機に搭乗。タラップを上がると、扉の説明書きが日本語でやんの。
これって日本の国内線で使われてた機体のようですね。

1時間ちょっとのフライトだったんですが、ちゃんと機内食のサービスもありました。チキンのサラダとパンにオレンジジュース、なかなか美味しかったですよ。

そんなこんなで無事にマーシャー空港に到着し、それからクルマでゲストハウスへ。これでようやく長かった旅が終わり、さらに長丁場の現地業務がスタートです。
posted by ばりさく at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | イラン紀行

WBC連覇達成!

ドジャースタジアムで行われたWBCの決勝戦。延長にもつれこんだ緊迫の試合は、10回表に飛び出したイチローの2点適時打が決勝点となり、日本が見事に連覇を達成しました。

オイラはもちろんお仕事だったんですが、職場内ではお昼近くになるとあちこちからこの試合の話題が聞こえてきました。皆さん、普段から野球好きなのかどうかは判りませんが、さすがに世界一を決めるゲームとあって注目度は抜群に高かったようです。

それにしても、大会を通してあれだけ不調だったイチローがこの大一番で復調し、6打数4安打の大暴れ。しかも土壇場で同点に追いつかれた直後のチャンスで、しっかり決勝打を打っちゃうんだからスゴイですな。
これはやっぱり、不調続きでも最後まで辛抱して起用し続けた原監督のファインプレーでしょう。

そんな完璧なシナリオで作られたドラマの中で、惜しくも活躍できなかったのが緊急招集されたカープの栗原。7番指名打者で先発出場したものの、三振の後はチャンスで3ゴロ併殺打。
3回目の打席は代打を送られてしまい、期待の一本、いや一発が見られなかったのが残念でした。ま、我ながら贅沢なこと言ってるな、なんて思いますけどね。

さて、この見事な優勝シーンを苦虫噛みつぶしながら見ている人がこの宇宙にいるとするならば、昨年監督になり損ねた星野氏でしょうか。いやはや、実際はとくに影響なかっただろうけど、あの時に反対署名をやって良かったと思いますよ、ホント。
posted by ばりさく at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 広島カープ・プロ野球

2009年03月23日

イラン紀行5 テヘラン待機中

テヘランに到着したその日のうちに最終目的地であるマーシャーへ飛ぶ予定だったんですが、朝方に降った雪の影響もあってかチャーター機が欠航。そんなわけで、一日テヘランに滞在することになりました。

待機体制が解けた夕刻、とりあえずホテルの周りを散策してみます。とりあえず治安が悪いらしい南側は避け、北へと歩いてみました。
ついでに夕食はホテルのレストランでなく、外で食べようと思ってたんですが、なかなか適当なお店が見つかりません。ファーストフードのような店は見つけたんですが、店内には女性客しかいなかったので、もしかして男性お断りだったりしたらイヤなのでパス。

カラフルなお店発見

そして一旦ホテルに戻り、悩んだ末にもう一度外出。小雨が降る中を歩き回り、意を決してとあるお店のドアを開きました。すると、いきなり外国人が一人で入ってきたので、店中の視線が・・・。

とりあえずテーブルにつくと、すぐさまナーンとオレンジが運ばれてきました。そして店員らしき男性がやってきて、英語で話しかけてきます。
ここは羊肉の煮込み料理を出すお店だったようで、その人に勧められるままに頬肉と大腿肉を皿に取ってもらいました。「舌も食べるか?」なんて言われたのは笑顔で却下。

「何か飲むか?」って聞かれたので、他のテーブルを見回してみるとペプシコーラの500mlペットボトルが多かったので同じ物を注文。ついでにスープも注文することになって、ついにお食事開始です。

テヘランでの食事

羊肉の煮込みは薄味ながらとくに臭みはなく、しっかり煮込んであったので柔らかくなってます。テーブルに置いてある塩やコショウで好みの味に調整して、普通に美味しくいただきました。
ちょっと厚めのナーンはボリュームがあって、しかも何も言わないのに2枚目が持ってこられたり・・・結局、余ったナーンはビニール袋に入れて持ち帰り、翌日の朝食にしたんですけどね。

食事の途中に「チャイニーズか?」って尋ねられ、日本人だと答えるといきなりレジ係のあんちゃんから流暢な日本語が帰ってきました。なんでも愛知県に住んでたことがあったそうで・・・。

さて、食事を終えてお会計、日本語が通じるあんちゃんのおかげでスムーズに終わったんですが、この食事で52,000リアルっていうのはどうなんだろ。ガイドブックによれば、中級以上のレストランで一人50,000リアルくらいって書いてあるんだけど。
ま、ペルシャ語のメニューもちゃんと見ずに注文しちゃったし、何があっても仕方ないけどさ。

お店の外観

ついでに書いておくと、この店のメニューはトマーン表記。イランの通貨はイラン・リアルですが、市民生活ではゼロを一つ省いたトマーンって単位が一般的なんだそうで、5,000(トマーン)って書いてあったら50,000リアルってことなんです。
でも、必ずそうって訳じゃないので、買い物の時は最初に確認した方が良いみたいですよ。
posted by ばりさく at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | イラン紀行

2009年03月22日

小鳥と色とり鳥の世界

今日の広島市内は朝から雨。午後になって雨は止みましたが、どんよりと曇って時折小雨がぱらつき、3連休最終日にはふさわしくないお天気でしたな。

そんな中、広島市民球場で行われたオープン戦でカープはタイガースと対戦し、劣勢をなんとか追いついて3―3で引き分け。今日の試合が市民球場ホントにホントのラストゲームとあって、多くの方が最後の勇姿を目に焼き付けようと球場に足を運び、名残を惜しんだようです。

さて、オイラも市民球場までは行ったんですが、ゲートの前を素通り。今日の予定はお隣の青少年センターで行われたお芝居の観劇なのです。
活発な活動を繰り広げてる劇団「ちぃむ作造」の第3.5回公演「小鳥と色とり鳥の世界」を観に行ってきました。

14:00と17:00の2回公演で、14:00の部が新人2人、17:00の部がベテラン2人のダブルキャスト。今日は新メンバーのお披露目公演ということだったので、1回目の公演を観ることにしました。

生まれつき羽が片方しかない鳥(トリオ)と、生まれつき白黒しか色の判別ができない鳥(トリッキー)は、空が飛べないという共通の問題点を抱えている。しかし、悲観的なトリオに比べてトリッキーはとにかくポジティブ。そんな2羽の鳥が出会い、一緒に歩み、そしてそれぞれの道へと進んでいくってお話。

インパクトのあるキャストの登場で会場には多くの笑いが溢れ、1時間くらいの上演時間がさらに短く感じられるくらい楽しい作品になってました。これだけ遠慮なく観客が笑ってるお芝居って、新鮮に感じられたくらいです。

ただ、物語が佳境に入った途端にミュージカルっぽくなったのが唐突で、しかも個人的にそういったジャンルは苦手なのでひいちゃいました。そのせいかオチが軽く感じられてしまったようで、クライマックスが心に残りませんでした。
それがちょっと残念かな。

それと、せっかくトリオやトリッキーって名前があるんだから、劇中でも使えば良かったのに・・・ただ、これは演出上の狙いなのかも知れません。

とにかく、新人さんのパワフルな印象はしっかり刻み込まれたので、お二人も参加するであろう次回の本公演が楽しみです。

小鳥と色とり鳥の世界
posted by ばりさく at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇鑑賞

2009年03月21日

4年ぶりの機種変更

ついにケータイを機種変更してしまった。

このブログのエントリーをチェックしてみると、今のケータイに変えたのがちょうど4年前。その時は3年ぶりだったんですが、今回はさらに1年長く使っていたようです。

イランに限らず、今後海外に行く機会なんてないんですが、一応auのラインナップの中では海外利用対応の機種。まぁそれでもイランは利用可能地域になってないんですが・・・って、やっぱり行く気満々じゃん。
その他の機能はよく判らないんですが、カメラ機能は今までのヤツと比較してかなりレベルアップしましたな。

でも、どうせならイラン行きの前に買い換えるべきだったなぁ。なんだか、何もかもがタイミング悪い・・・。
posted by ばりさく at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・つぶやき・無駄話

2009年03月20日

今週も焼き肉♪

先週に引き続き、今夜も焼き肉。イランから帰国して2週間足らずですでに2回目、なかなかのペースですな。

今日はいつものバイキングと違って、普通の焼き肉屋さん。なんでも同行する友人の仕事の関係先とのことで、いわば偵察?査察?いや視察みたいなものです。
ま、そんなの関係なく、美味しい肉なら大歓迎なのよね。

さて、到着後30分ほど待ってから入店し、和牛、焼き肉、野菜、キムチの各盛り合わせを注文し、とりあえず乾杯。その後、いろいろ追加して、最後はアイスクリームで締め・・・昨日に引き続いてお腹いっぱい。
あぁ体重計に乗るのが怖い・・・。

焼き肉

ちなみにお会計は2人で1万円ちょっと。ね、オイラはそんなに大食いではないのですよ・・・って、いったい誰に言ってるんだか。
posted by ばりさく at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ・クッキング

栗原、WBC緊急招集へ

サンディエゴで行われているWBCの第2ラウンド、1位2位の決定戦で韓国と対戦した日本は、6―2で見事勝利して1位通過を決めました。これで22日の準決勝では、アメリカと対戦することが決まったわけですね。

初回に先制点を奪われたもののすぐさま逆転し、その後は膠着状態。不振のイチローが勝ち越しのチャンスで凡退するなど、イヤな雰囲気が漂い始めた7回裏に同点に追いつかれたんですが、8回表にようやく打線が繋がります。
体勢を崩しながら放った小笠原の勝ち越しタイムリー、そして盗塁で二・三塁とした後に飛び出した岩村のタイムリーは見応えありましたな。

さて、この試合で村田が右太もも裏を痛めて途中交代。かなり痛がっていましたが、やっぱりプレーできる状態ではないらしく、WBCルールに則ってメンバー交代することになったようです。
んで、交代要員はカープの栗原。

さぁ、世界一を決める大舞台で、栗原の打棒が見られるかな。チャンスがあれば、一発スタンドへ放り込んでもらいたいですね。
posted by ばりさく at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 広島カープ・プロ野球

フルコーラスのタイムボカンメドレー

年度末が近づき、いろいろ区切りの季節ってことで、職場でも異動のシーズン。うちの会社でも、一番の古株社員がついに派遣業務を終了し、本社勤務に戻ることになりました。
でも、オイラはこれまで同様、出稼ぎ部隊です。

さて、そんなわけで今夜は派遣先の送別会。ぶたしゃぶを思いっきり食べて楽しいひとときを過ごしました。
イランで豚肉が食べられなかったせいか、とにかく豚肉が美味しくて箸が止まらないんでやんの。絶対食べ過ぎだな。

宴がお開きになった後は、久しぶりにカラオケへ。恒例のパフェを食べつつ、一人で3時間歌いまくってストレス発散。ちなみに下の写真には甘そうなのが2つ写ってますが、両方ともオイラのです。

カラオケのパフェ

選曲はいつものようにアニソンなんですが、ヤッターマンの実写映画公開記念ってことで、タイムボカンシリーズの歴代主題歌大会(タイムボカン・ヤッターマン・ゼンダマン・オタスケマン・ヤットデタマン・イッパツマン・イタダキマン)をやったり・・・もちろんヤッターキングも歌いましたよ。
そうそう、この連休に映画も観に行ってみるかな。
posted by ばりさく at 02:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・つぶやき・無駄話

2009年03月18日

うどんブーム?

今週はなんだかずっと頭痛に悩まされてます。原因はいろいろあるんでしょうが、やっぱりストレス?
意中の人がジワジワと遠くに行ってしまうような感覚を味わっていると、気分が落ち込んでしまうんでしょうかねぇ。

さて、派遣先での業務を終えてから会社へ顔を出してみました。先日持って行ったイラン土産のお菓子、どうも微妙な評価でやんの。
ま、派遣先に持って行ったお菓子もほとんど手をつけてもらえなかったもんなぁ・・・。

帰り道、いつの間にかオープンしてた讃岐うどんのお店へ寄ってみました。釜揚げうどん(特=2玉)とおむすび、それに揚げたての天ぷらなどが美味しくて、かつリーズナブルだったので大満足。

釜揚げうどん

そういえば最近、うどん屋の新規オープンが多い気がします。広島にうどん屋が少ないのが以前から不満でしたから、うどん好きなオイラにとっては喜ばしいことです。
posted by ばりさく at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・つぶやき・無駄話

2009年03月17日

サムライって・・・

今さらながら、各メディアに踊ってる言葉にちょっとだけ違和感があります。それは、WBC日本代表チームの愛称として使われている「サムライジャパン」ってヤツ。
この言葉を聞いたり活字を見たりするたびに、なんだかなぁ・・・って思っちゃうんです。

日本代表チームに「監督名+ジャパン」という愛称がつくようになった先駆けはラグビーでしょうか。これがバレーボールや男子サッカーなどにも広まり、野球でも前回のWBCで「王ジャパン」と呼ばれてました。
それが昨年の原監督の就任時に、NPBの正式な命名によって「SAMURAI・JAPAN」となったんですが、オイラはこの報道を完全にスルーしてたんですよ。

たしかに、監督名がつく愛称はおかしいって批判は以前からありましたのね。星野仙一氏が北京五輪での監督就任要請を受けた直後に、「星野ジャパン」を商標登録しようとした件で批判を浴びたこともあり、NPBとしては事前の対策をしたのかも知れません。

でもねぇ、監督名がつかないジャパンって、「なでしこジャパン(女子サッカー)」や「さくらジャパン(女子ホッケー)」みたいに、「いかにも」って感じなネーミングばかりじゃないですか。そこに「サムライ」ですか。
しばらく日本を離れていたせいもあってか、唐突に飛び込んできた安易なネーミングに感じてしまう。まぁ棒きれ振り回すって意味では「侍」に見えなくもないですが・・・。

「サムライ」ってつけたからには、将来的にずっと使い回していくんでしょうけど・・・オイラとしては、ラグビーのように単独で「ジャパン」と呼べるくらいの存在になって欲しいんだけどな。
posted by ばりさく at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 広島カープ・プロ野球

2009年03月16日

新球場開幕カード観戦予定

2009年の地元開幕カードにして新球場こけら落としの対ドラゴンズ3連戦。とりあえず、オイラは12日(日)に3塁側A指定席で観戦することになりました。

カープ公式戦チケットの一般販売が始まった昨日、せっかくこの日に間に合うようにイランから帰ってきたっていうのに、徹夜で並ぶ元気がありませんでした。んで、ネット申し込みに失敗した後は優雅に演奏会を聴きに行ったりしてたわけですが、夜になってカープ公式サイトの空席状況を見てみると・・・まだ完売になってないじゃん!

さすがに10日の開幕戦はほぼ完売状態でしたが、11日と12日はまだまだ余裕があったようです。そこで、本日入手できるよう手配しまして・・・無事にゲットしました。

じつは念のために、事前にプレイガイドのプレリリースで12日のビジターパフォーマンス席を確保していたんですが、このチケットは使わないことになりそうです。誰かに譲ることができれば良いんですが・・・。

今日もお昼前から市民球場には長蛇の列ができていたようで、11日(土)に人気が集中していたようです。オイラも前述の通り12日のチケットはすでに持っていたので、11日が欲しかったんですがねぇ。
時間的都合もあって叶わず・・・残念!
posted by ばりさく at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 広島カープ・プロ野球

2009年03月15日

元祖平成吹奏楽団 第17回 春の演奏会

心地よい日差しにウットリしちゃう日曜日。山小屋シアターで開催されているC.T.T.(舞台芸術の試演会)へ行こうと思っていたんですが、案内状が届いていたのでフェニックスホールへ吹奏楽の演奏会に足を運んできました。
昨年に続き、元祖平成吹奏楽団のスプリングコンサートです。

【プログラム】
―第1部―
16世紀のシャンソンによる変奏曲
バベルの塔

―第2部―
吹奏楽のための「クロス・バイ・マーチ」
吹奏楽のための抒情的「祭」
吹奏楽のための第1組曲

―第3部―
バック・トゥ・ザ・フューチャー
バンドとオーボエのための「スマイル」
フィドル・ファドル
中村八大 ヒット曲メドレー
オリンピックファンファーレ&テーマ
NSBミレニアム

司会は竹元恵美子さん、広島のお芝居ファンにはお馴染みの方ですね。

さて、今回は「時間旅行」というテーマで、演奏する曲目の紹介に時代背景の説明を織り込みつつ、音楽を通してその時代を体感してもらおうって趣向のようです。ただ、曲のジャンルを限定してなかったことと、第1部と第2部でクラシカル、第3部でポピュラーな曲という一般的な構成を踏襲していたこともあり、タイムトラベルって印象はちょっと薄いものに感じてしまったかな。

でも演奏は期待通り素晴らしく、面白い演出もいろいろあって、しっかり楽しめた2時間でした。ただ、舞台の端っこでのパフォーマンスって、バルコニー席からは見えないと思うので、もうちょっと工夫して欲しかったかな。

それと、「それ行けカープ」の歌詞を2コーラスしかやらないなら、1番と4番にすると良かったかも・・・って、これはただのカープファンの意見ですね。

そうそう、公式サイトがリニューアルされて、URLが変更になっていたなぁ。リンク集を更新しておかなくちゃ。
posted by ばりさく at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 吹奏楽

2009年03月14日

トリップっていうか暴走中

この時期、仕事柄多忙を極めている友人から連絡があり、食事に行くことになりました。イラン帰国直後に電話した時の彼はヘロヘロな状態で会えなかったんですが、これでようやくお土産を渡すことができます。

さて、何を食べようかってことになり、せっかくなので久々の焼き肉バイキング。そういえばイランを出立する時に仕事仲間から「広島に帰ったら焼き肉へ直行?」なんて声をかけられて、「まず体重計に乗ってから決めます」って応えたもんですが、ついに実践ですな。

いつもよりかなり遅めの時間にお店に到着したんですが、この日に限って待ち人の多いこと。結局オイラたちも1時間くらい待たされてしまいました。
それでも、待った甲斐がありまして・・・やっぱり焼き肉バイキングは良いねぇ。

焼き肉

それにしても、イラン滞在時には「焼き肉バイキング行きたい」「お好み焼き食べたい」「ケンタッキー食べたい」「鶏肉ならキャバーブよりも山賊焼き食べたい」「ハニトー食べたい」「なんでも良いから豚肉食べたい」などとぶつぶつ念仏のように言い続けてたんですが、帰国後1週間ですべてクリアしてしまった感じ。まぁトリップしてる時ってこんなもんですな。
ある意味、飢えてたんですから・・・。

あ、でも山賊は帰国当日に玖珂まで高速かっ飛ばして行ったんだけど人が多くて食べられず、広島市内の似たようなお店で食べただけだったな。

狩場焼き定食

それにハニートーストも、まだ食べてないや。んじゃ来週早速行ってみるか・・・って、来週からはちょっと気をつけなくては・・・。
帰国後の体重増加がバンプすぎてヤバイのよね。
posted by ばりさく at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ・クッキング

2009年03月13日

休日到来

待ちに待った週末、明日と明後日は1ヶ月ぶりの休日です。ホント久々だなぁ。
目覚ましなんか気にせず、思いっきり眠ってやるぞ。

とにかくこれで、イラン疲れがリフレッシュできると良いんですけどね。
posted by ばりさく at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・つぶやき・無駄話